ブログ

ホルムズ海峡と言い続ける謎説明

当社では材料価格の改定を毎年5月と11月の年2回、ナフサ価格に連動して行っており、値上げそのものはある程度織り込んでいます。

今回も通知を見たときの正直な感想は「あーナフサ上がってるし、そりゃ上がるよなあ…」というものでした。

月間40トン近く使うPVCが対象なので影響は大きいのですが、実は最近一番問題になっているのは値上げではありません。

複数メーカーから材料を仕入れている中で、納期が遅れているのはR社(塩ビ大手の某社)製のPVCだけ。

他メーカーはすでに通常納期へ戻っているのに、R社だけはずっと「納期4カ月」という回答のままです。

理由を聞くと毎回「ホルムズ海峡の影響で…」と言われますが、正直それだけが原因とは思えません。

他メーカーはもう遅れていない状況で、世界情勢だけを理由にするのはさすがに無理があります。

口頭ベースで聞いた話では、R社が大口案件を受注してキャパオーバーになっているとのこと。

さらに調べると工場移転の影響で生産が不安定になっている可能性もあり、

実際のところは“自社事情”が主因と考える方が自然です。

しかも、納期4カ月と言われていた案件で、エンドユーザー様が「ライン止まるから困る」と直接R社に電話したら、

なぜか1週間で材料が入ったという事まであり、正直ちょっとイラっとしました。

「いや作れるんかーい!」

R社材は当社が使うPVCのうち“月1トン程度”の少量品目で、ほとんどは他メーカー製のPVCです。

そのため、どうしても優先順位が下がってしまうのかもしれませんね笑

 

こういう対応をされると、当社としてもお客様の製造計画を守るためにR社以外のメーカーへの切り替えをご提案せざるを得ません。

現在は4M変更を順次進めてもらいながら、材料ロスを減らすために同じ材料の製品は同じ日にまとめて製造し、

材料が届いた瞬間に即製造へ入る体制を取っています。

価格改定は年2回のナフサ連動で対応できますが、納期4カ月は織り込めません。

ぜひR社材から他メーカー材への変更をご検討いただければ助かります。

安定供給できるメーカーの材料であれば、当社としても確実に製造計画を組めますし、納期のリスクも大幅に減らせます。

状況が変わりましたらまた共有いたします。