押出成形のコストはどう決まる?価格に影響するポイントを解説
押出成形の製品を検討しているお客様からよくある質問のひとつが、「押出成形の価格はどうやって決まるのですか?」というものです。
同じような形状に見える製品でも、材料やロット、加工内容によって価格は変わります。今回は、押出成形のコストを決める主なポイントについてわかりやすく解説します。
【材料費】
押出製品のコストで大きな割合を占めるのが材料費です。
プラスチック材料は種類によって価格が異なります。例えば、PVCやPEなどの汎用樹脂は比較的コストを抑えやすい材料ですが、
耐熱性や強度の高い材料になると材料単価は高くなります。また、材料価格は原料価格や市場状況によって変動することもあります。
【金型(ダイス)費用】
押出成形では、製品の断面形状を作るための金型(ダイス)が必要になります。
新規製品の場合は、この金型を製作するための費用が必要になります。当社では金型製作費を試作費用として最初にご負担いただく形をとっています。
一般的には押出金型を外部の金型メーカーに依頼するケースも多く、その場合は金型の製作や調整に時間がかかることがあります。
形状にもよりますが、金型完成までに数週間かかることも珍しくありません。
一方、当社では押出用の金型を社内で設計・製作しています。そのため、
・金型製作コストを抑えやすい
・形状調整などの対応がスムーズ
・立ち上げまでのスピードが早い
といったメリットがあります。
単純な形状であれば、社内で金型を製作し 1日程度で加工を行うことも可能です。試作や立ち上げをスピーディーに進められることも、当社の強みのひとつです。
金型は一度製作すれば繰り返し使用できるため、その後の量産では同じ金型を使って継続的に生産することが可能です。
【ロット数(生産数量)】
押出成形ではロット数も価格に影響します。
押出機は条件調整や段取りを行ってから安定生産に入るため、生産数量が少ない場合は準備作業の割合が大きくなります。
そのため、一般的には生産数量が多いほど生産効率が上がり、結果としてコストにも影響します。
【二次加工】
押出製品は、押し出した後に追加加工を行うこともあります。
例えば、
・カット加工
・穴あけ加工
・曲げ加工
・テープ貼り
などです。
こうした加工が増えるほど、製品コストにも影響します。
【当社の強み】
当社では、押出成形に必要な金型を社内で設計・製作しています。
そのため、外部の金型メーカーに依頼する場合と比べて、金型製作コストを抑えやすく、形状の調整や試作にも柔軟に対応することができます。
また、単純な形状であれば社内で金型加工を行い、短期間で試作を進めることも可能です。
設計段階からご相談いただくことで、形状や材料選定を含めて最適な製造方法をご提案することができます。
【まとめ】
押出成形のコストは主に次の要素で決まります。
・材料費
・金型費(試作費)
・ロット数
・二次加工
同じ用途の製品でも、材料や加工内容によってコストは変わります。押出成形を検討する際は、設計段階からご相談いただくことで、より効率的な製造につながる場合もあります。




